わたしは3年前、地元島根から東京に上京した看護師です。
現在、都内の外科病棟で夜勤をしています。
そんな私が上京を成功させるために行ったことが5つあります。
やってなかったら、きっと上京は失敗に終わってました。
「これから上京する看護師にも伝えたい!」
あなたの成功に願いを込めて。5つのコツを語ってみたいと思います。
上京費用を知る
まず何といっても大切なのが「お金」です。
わたしの場合、いつかは上京したいと思い、貯金だけはコツコツやってました。
150万円貯めたけど、実際に使ったのは70万円でした。
けど、貯金が多くて良かった!
上京への不安を取り除く保険みたいなものだと実感してます。
では実際、何にどれぐらいかかるのか?
内訳を見てみましょう。
1番お金がかかったのは「住宅関連費」
以下に内訳を書いてみたのでご覧ください。
家賃や敷金礼金もろもろで35万かかりました。
ワンルーム単身向けマンションの1室がお手頃な値段(8万)で空いていたので、見学したあと即決しました。
ちなみに、東京は駐車場も高い(2万以上)と知っていたので、車は島根に置いてきました。
次に多くかかったのは「家電・家具代」
内訳はザッとこんな感じです。
家電や家具、全部そろえると25万かかりました。
ここにお金がかかったのは、ある意味仕方ないと思っています。
1度揃えればしばらくかからない費用だしね。
私の場合、多めに貯金してたので、自動製氷機付きの冷蔵庫が買えたのがうれしかったかな。
あとは、夜勤があるので、カーテンはこだわりました。
防音+遮光1級のカーテンを選んだので1万以上だったけど、熟睡できるので買って良かったです。
結果、予想より多めにかかったけど、もともと使っていたものがあればその分削減できます。
ほかにも、コインランドリー行くから洗濯機は不要とか、イスはいらないといった感じで。
トータル5万~10万カットして15万前後でおさめることもできます。
でも一つだけ、後悔したことがあります。
地元で家電を揃えてから引越したこともあり、42インチのテレビが正直ワンルームにはでか過ぎた(笑)
なので、すぐに使わないテレビや家具類は、引越ししてから部屋の大きさに合わせて選ぶことをおススメします。
最後にかかったのは「引越し代金」
交渉をがんばったこともあり、予定より少なめでした。
先に上京していたY子の助言があり、引越し会社3社に見積もりをお願いしました。
決めるまでの流れはこんな感じ。
1.見積もり訪問日時を電話で相談
2.営業さんが見積もりをしにやってくる。
3.チェックリストを片手に、部屋の中の大きな家具から小さめの家具の順に運ぶものを確認。
4.服やハンガーラックの多さを確認
5.見積金額を提示。交渉
6.その場で決まれば、梱包用の段ボール類(大、中、小3種類)をすぐに持ってきてくれる。
引越し業者によって金額や対応はマチマチでした。
わたしの場合、価格交渉に応じてくれ、感じのいい営業さんだった○○イ引越しセンターに決めました。
引っ越し料金は、基本セット+オプション+特別料金で算出しました。
基本セット
荷物の量(何トントラック)と移動距離がどれぐらいかが費用の基準になります。
・単身パック(2tトラック)で約9万円。
・単身パック(軽トラック)で約7万円。
オプション
・エアコンの脱着や梱包作業の手伝いなど(私の場合、不要でした。)
・○分間サービス(荷ほどき後に家具の移動や掃除をしてくれる)
・盗聴器発見サービス(有料)※心配な人はオススメ!
・不用品処分(有料)不要な家具を処分してもらえます。
特別料金
引越し元と先が何階か、エレベータの有無によっては作業員を増員しなければならず、その分費用が変わると言ってました。
階数が高いと運ぶ時間がかかるし、エレベータ無しだと大きい家電を運ぶのがハードですよね。
うちは引っ越し元は実家の戸建て、引っ越し先はマンション2Fエレベータ付きだったので、プラス料金が取られなくてラッキーでした。
ここまでのまとめ
上京費用としてもっともかかるのが、「住宅費」「家電/家具代」「引越し費用」の3つです。
私の場合、ざっと合計70万でした。
残り80万ぐらいあったので、東京での生活費に回すことができました。
やっぱりこれぐらいは貯めておくと安心です。
年収(給料)の相場を知る
東京に行くなら、まず東京のことを知るべし。
田舎と都会。見た目のギャップ、スケールのギャップ。
ギャップはイロイロとありました(汗)
その中で特にデカかったギャップが「給料のギャップ」です。
では具体的に、東京と島根の給料ってどれぐらい違うと思いますか?
看護師の年収を比較してみました。
年収ランキング1位は東京
ズバリ!550万。
一方、地元島根はというと。
残念!34位450万。
その差はなんと100万円!
かなり大きいですよね。
いくら家賃や物価が違うからといっても年収100万の差は驚きます。
でも、知っててよかった。
理由は2つ。
1:年収の相場は、転職活動の目安になる
東京で、島根の相場450万のままで探すのと、550万で探すのは求人の質が変わります。
東京の相場で探したので、結果ステキな病院に入職できました。
2:上京後の生活を具体的にイメージすることができる
家賃は8万まで。食費は3万まで。光熱費は1万まで。
年収から逆算して見積もったので、上京してからのやりくりにも困らなかったですね。
ここまでのまとめ
当然ですが、都会の年収は高めです。
事実、田舎と都会では年収100万の差がありましたね。
この100万の差は、物価の差であり家賃の差です。
上京したら、田舎の感覚ではなく都会の相場に合わせることが大切です。
以上で、お金の疑問がとけましたね。
次は住居の問題を解決します。
住居の選び方を知る
住居に求める優先順位をつけておくことが大切です。
これだけは譲れないところって結構あるし、人によっても違いますよね。
好き嫌いだけで選ぼうとすると、時間もかかるし迷います。
”外観だけで選んで、住んだ挙句に後悔・・・。”
これ、よくあるみたいなので要注意です!
そうそう、看護師なら寮っていう選択肢もあります。
でも、わたしは自由気ままなタイプなので、寮は除外しました。
今思うと、寮も良かったかな~(汗)
転職と住居が同時に決まる分、楽だったかなと。
それはさておき。
一人暮らしに決めたので、どんなところに住みたいか?
優先順位を洗い出しました。
最初はこんなにありました(笑)
↓↓↓
1.家賃(費用)
2.オートロック付き(セキュリティ面)
3.2階以上(セキュリティ面)
4.防音性(寝る時間が不規則だから)
5.駅からの距離(8分以内。物件情報に10分と書かれていても、実際15分かかる)
6.スーパーや商店街の近さ
7.間取り
8.日当たり
9.銀行、病院の近さ
結論!条件オールクリアならず(残念!)
不動産会社に連絡して、細かい条件を1つひとつ相談しました。
けど、すべてに該当する都合の良い物件はどこを探しても見当たらず。
なので、とくに重視したい条件3つに絞り込んで探してもらいました。
すると、あっさり2つのエリアに決まったので住居探しをスタートしました。
ちなみに、わたしが重要視したのは「家賃」「セキュリティ面」「防音性」の3つです。
1.家賃
これは、家賃の相場とわたしの希望金額が約8万で、ガチッとはまったのであっさりクリア!
相場はHPでもわかるし、不動産会社に聞けば端数までわかります。
2.セキュリティ面
「東京」ってだけで怖いイメージがあったから。
そのうえ1人暮らしだしね。
事実、田舎に比べると治安が悪い(汗)
そんな不安があったので「オートロックは絶対!」さらに「2階以上の物件」を条件に探してもらいました。
3.防音性
夜勤対策です。
昼間に寝ますからね。
周りがバリバリ活動している時間に寝ないといけません。
ですから、軽量鉄骨のアパートタイプはパス。
あえて、重厚な鉄筋コンクリートのマンションタイプを選びました。
それでも不安で・・。
なので見学時、物音立てず、じっと耳を澄まして、お隣さんや上階の音が響かないか、まるで探偵みたいに騒音チェックをさせてもらいました(笑)
仲介してくれた担当者によると、日中のみならず、夕方や夜も周囲の音をチェックをするとベストらしいです。
日中不在のお隣さんが、夜に帰ってきて騒ぐなんてこともあるらしいので。
おかげで、グッスリ眠れてます(笑)
ここまでのまとめ
優先順位を洗い出したら、3~4つに絞ってみる。
例えば、「家賃とセキュリティ、そして防音性は絶対に譲れない!」
このように譲れない条件を決めておくと迷わないし後悔しません。
そのうえ、条件の絞り込みが出来ていると物件探しもスムーズです。
これで住む場所が決められそうですね。
続いては、住む環境について押さえます。
生活環境を知る
住居と関連して、周囲環境の下調べも重要です。
どの通りが安全で、どの通りが治安が悪いか。
通勤経路を決めるためにも知っておきたいところです。
とくに上京する看護師は、土地勘がない上に一人暮らしをするだけで、キケンに巻き込まれるリスクはグンと上がります。
危険な目に遭わないためにも、「治安」を押さえておきましょう。
・窃盗、盗難、家宅侵入の件数を区や市のHPで確認
・街灯や人通りの多さ
・できるだけ繁華街から離れた住宅街がいい
・近所に学校や警察署があるといい
同じく、どの辺が便利なのか。
快適に過ごすためには周辺環境の利便性も押さえましょう。
・24時間スーパー(コンビニ)の有無(夜勤でも買い物できる)
・最寄りの駅までの距離
・ご近所の騒音の有無(夜勤の場合、日中睡眠ができる環境がいい)
・役所、銀行、かかりつけの病院の有無
これらは、現地で確認するのがベストです。
ですが、他にも方法はあります。
・Googleのストリートビュー
・各お店や銀行のHP
これらを使って情報を集めておくと安心です。
そのほか、物件を紹介する不動産会社にメールで問い合わせておくと丁寧に教えてもらえます。
これまで、「お金」「住居」「生活環境」と身の周りの疑問についてお話ししました。
最後に、上京を成功させるためには欠かせない、「職場の探し方」について押さえておきましょう。
職場の探し方を知る
職場の探し方は2通りあります。
1つ目は「自分で探す」、2つ目に「プロに探してもらう」です。
私の場合、両方経験しました。
理由は単純で、「プロに探してもらう」方法を知らなかったからです。
知ったのは、「自分で活動」に限界を感じ始めていた矢先のことでした(涙)
(その話はのちほど!)
まず1つ目の「自分で探す」にはかなりの問題点がありました。
・土地勘がない
・病院の評判が耳に入ってこない
・見学や面接時、交通費や宿泊費がかかる
・上京と入職のタイミングを合わせないといけない
・東京に住んでいない
・近くに相談相手がいない
これじゃ住む場所は絞ったのに、どの病院がいいのかサッパリ。
そもそも、住む場所よりも病院を先に選ぶべきなのか?モヤモヤするばかりでした。
なので、私より先に上京した先輩看護師に相談しました。
そこで知ったのが2つ目の「転職のプロ」の存在です。
”転職エージェント”っていうらしいですね。
なんかボディーガードみたいな名前って覚えた記憶があります(笑)
ネットで登録して、電話や対面でカウンセリングして、条件にあった求人を紹介してもらうシステム。
わたし専任のアドバイザーがいたので、とりあえず彼に1人で活動したときの問題点を丸投げしてみました(笑)
さすが転職のプロ。
問題点オールクリア!
・見学の交通費は病院持ちの求人を教えてくれた!
・給料交渉してくれた!(島根より10万UP)
・希望したエリア内で働く場所が決まった!
・引越し&入職時期を調整してくれた!
他にもイロイロ。
これ以外に、1人で活動してた時と比べて一番違ったことがあります。
「相談相手がいる!」
これがかなり大きかったです。
実際、住む場所はある程度絞っていたので、そのエリアでベストな求人を紹介してもらえました。
だから、わたしの後に続く”上京したい看護師”にも、「転職エージェントっていう心強い味方の存在」を教えてあげたいですね。
これから上京するあなたへ
田舎を抜け出し、東京で働き始めて気づいたことがあります。
上京して転職する看護師は、ふつうに転職する看護師より2倍大変だってこと。
”上京”+”転職”ですからね。
知らない土地に身を置いて、働く先を探す。
これには不安と疑問が必ずついてきます。
でも、今述べた5つのコツを押さえておけば、不安と疑問はなくなります。
あなたの上京が成功しますように・・・
応援しています!
追記:わたしがお世話になったサイトを載せておきます。
→→→上京サポート万全な転職サイトベスト3