看護師の夜勤が辛い原因は病院にある!楽な病院がしている8つのこと

看護師のみなさん。
夜勤が辛い1番の原因は何だと思いますか?

ズバリ「病院」です。
ずさんな管理
体制の不整備
これが夜勤を過酷にしている本当の理由です。
そして、このようなブラック病院が一定数あるのも事実です。

本来、夜勤はもっと快適です。
今回は、夜勤が快適なホワイト病院について皆さんにお伝えします。
楽な病院があることを、是非知っていただきたい。

夜勤が楽な病院がしていること

ここでは、夜勤が楽で快適なホワイト病院についてお話します。

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夜勤が楽なホワイト病院は先ほども言ったように沢山あります。
楽な病院とは、看護師をキッチリ管理している病院のこと。

管理する理由は1つ。
”看護師に長く働いてほしいから”

病院の管理=バリアで守っているからこそ、看護師は快適に働けるのです。

では、具体的にどんなことを管理しているのか。
実は8つも管理しています。
さっそく、見てみましょう。

1.業務量の管理

ホワイトな病院ほど、業務量を数値化しています。
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最低でも、夜勤回数の上限を設けています。

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7:1や10:1入院基本料を採用しており、看護師や医療スタッフの数に余裕あり。
そもそもギリギリの人数で業務を回そうなんて考えていません。
だから夜勤は回数内に収めています。

また、夜勤回数をコントロールするだけでなく、そのほかの業務の負担を軽減しています。
例えば、夜勤従事者に対してカンファや研修の除外制度を設けたりしています。
削減できるものはそぎ落とし、本当に大切な役割に集中してもらう。
こんな病院があることを、是非知っておいてください。

逆に、ブラックな病院ほど数値化したがりません。
当然、夜勤回数も曖昧で頻繁に変動します。

病院の言い分は決まってコレ。
「人が足りないから。」

足りなくなったのは病院の管理が甘かったから。
にもかかわらず、自らの体制を立て直そうとはなかなかしません。
ただただ残っている看護師にオーバーワークを強いるだけ。
仮に、看護師が必死に足りない分を補ったとしても、

「あ、この人数でも回せるな。」
つまり、病院にとっては「シテヤッタリ」なだけです。

業務量が多い・・と悩む看護師は、まさにこの状態に陥っています。

もうわかりますよね?
夜勤が過酷で辛い原因。
あなたのスキルが足りないのではなく
要領が悪いのでもなく

ただ、病院が業務量を管理せず、あなたたちに丸投げしているだけなんです。
病院が体制を管理できていたら、少なくとも今ほど過酷な状態にはなりません。

2.お金の管理

ホワイトな病院はお金の管理も徹底しています。
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夜勤手当がその1つ。

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たとえば、関東エリアの病院は1回1万5千円~(2交代)なんてザラにある!
さらに手厚い病院は、万が一夜勤が所定回数を超えたときに、増額や加算するしくみも整えています。

夜勤手当は、給料の中でも大きなウェイトを占めますよね。

報酬は、病院の看護師に対する評価の1つ。
同時に、看護師のモチベーションの1つでもある。

その点を病院も理解しています。
だからこそ、しっかり給料で還元。
同じ夜勤をするなら、手当が高いとこで働くべきです。

3.睡眠の管理

夜勤で重要なのは休息です。
とくに重要なのが睡眠。
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どこの病院も休憩や仮眠時間を設けています。
実際、日本看護協会のデータによると9割以上の病院で1時間以上の仮眠を確保できています。
意外ときちんと取れていますよね。

しかし、ホワイトな病院は質にもこだわっています。

仮眠の質を上げるルール
・仮眠時間120分!
・完全プライベートな空間を完備
・シーツや布団など清潔さを維持
・静寂な空間の提供
・ナースコールやPHSを所持しない

このように、看護師に質の良い休息をとってもらう環境を用意しています。
さらにルールがあると、「(ルールがあるから)仮眠とらないと!」
なんて言いながら、どうどうと仮眠室に引きこもれますよね。

実はこの「仮眠を取りなさい!」という空気こそが大切。

ホワイトな病院は、ガンバリ屋の看護師の性格を十分わかっています。
だから他のメンバーの手前、自ら休憩を取りづらいのも把握済み。
だから、あえてルール化して休んでもらうしくみを作るのです。

4.健康の管理

ホワイトな病院は、体だけでなくメンタルケアも徹底しています。
定期的にカウンセリングをしたり、スタッフ同士でケアするしくみを作っています。

夜勤をすると、不眠やガンのリスクが高くなりますよね。
また、うつ病を患う率も上がります。
とくに初期の心の異常はわかりづらく、周りが気をつけていても見逃してしまいがちです。

忙しいと自分でも気づけません。
気付いた時は重度のうつ病を患っていることが実際あります。
普段から、小さな異変に気付くしくみを整えているのがホワイトです。

5.住居の管理

ホワイトな病院は、病院内だけでなく住宅環境も整えています。

【一般住宅の場合】
住宅補助支給25,000円、半額支給など

【寮の場合】
無料~2万程度(光熱費込みの場合あり)
※オール電化、セキュリティ完備、トイレ、バス、キッチン別がほとんど。

とくに寮は、病院敷地内や近隣徒歩5分圏内と、通勤ストレスを感じさせません。
もはや昔ながらの共同生活ではなく、一人暮らしと同じ環境を作っています。
なので、そこら辺の綺麗めマンションと同じ感じです。

ホワイトな病院ほど、病院外のことまで考えてくれています。
プライベートが快適だと、夜勤に余裕ができますよね。
看護師の生活をトータルコーディネートしてくれるのがホワイトです。

6.時間の管理

交代制勤務の看護師にとって、シフトは生命線。
とくに日勤⇔夜勤の入れかわりが辛いですよね。

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そこは、病院が徹底的に守ります。
準→日 、日+深
このような逆循環や連勤シフトはまず組みません。

同時に、シフトに対する看護師の期待もわかっています。
休日ぐらい希望を叶えてあげたい。
なるべく100%通るように調整しています。
どうしても無理な場合は、月3日は希望を言ってOK!と最低限のルールを設けています。

シフトは病院の成績表です。
その病院がどれだけ看護師のことを考えているか?
一目瞭然です。

7.休みの管理

ホワイトな病院は看護師の休日の取り方を管理しています。
ただ日数だけでなく連勤回数まで綿密です。
とくに、2交代制の夜勤明けは休みになっているか?
チェックすることで、一人ひとりが体のリズムを整えるのに十分な時間を確保できているか管理しています。

先輩と休みの希望がかぶった!
連勤ばっか。
有休消化率0%

辛いですよね・・
原因は、休みがかぶった先輩のせいではなく
患者さんの重症度が高いからでもなく
ただ、病院が管理していないだけです。

割くべき人員の数。
最適な配置。
常に病院が把握さえしていれば、休みは増やせます。
少なくとも、年間休日数の多い病院はみなそれをやっています!

8.プレッシャーの管理

夜勤は30人以上の患者さんを2、3名で担当します。
だから急変時は一人にかかるプレッシャーが高い。
そんな状況でも的確な対処を求められるのが夜勤看護師の宿命です。

同じ場面でも、ラウンドペアによって雲泥の差が出ます。
いかに落ち着いた状態で対応できるか?
・患者の重症度や看護の必要度によって人員配置
・メンバー間のベストな組み合わせを把握

病院のさじ加減次第です。
さじ加減の上手な病院は、一人に過度な負担をかけません。
むしろ、いかに分担するか?
ホワイトな病院ほどマンパワーに頼らずチームワークを大事にしています。

夜勤が辛いと感じるあなたへ

病院には看護師を守る義務があります。
にもかかわらず果たしていない。
ひたすら耐え続けているのが、あなたの今の状態かもしれません。

もちろん、あなた自身が限界スレスレまで働き続けることも可能です。
でも、これから先も耐え続けられますか?

そろそろ病院が与えたストレスから解放されるべきです。
転職を視野に求人を見るのは悪いことではありません。
他の世界を知ることで、今の自分の異様さがわかることもあるでしょう。

今が苦しくてどうしようもなくなったとき。
一歩踏み出して、外の病院をのぞいてみることをオススメします。

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ここからは、夜勤が過酷なブラック病院について深堀します。
今あなたが置かれている状況と同じかもしれません。
ごらんください。

ブラック病院の成り立ち

ブラック病院がどうやってできるのか?
軽く触れておきましょう。

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管理を怠り続けるとブラック病院になります。
つまり看護師を放置し続けたらブラック病院になります。
どういうことか?
ちょっとこれを見てください。

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筋書きはこんな感じです。
離職率は高くなる一方で、定着率は低くなる。
1年に何人、何十人と辞めていく。
これこそがブラック病院。
もう手の施しようがない。

だからこそ、ホワイトな病院は管理を徹底するのです。

いかがでしたか?
あなたが勤めている病院が上記のような病院だとしたら、それはブラック病院です。
周りを見渡せば、もっと快適な病院が山ほどあります。

管理の行き届いた病院なら、夜勤の辛さから解放されるのではないでしょうか。

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