転勤族の妻。夫の人事異動におびえるアラサー看護師の真実

tenkin

今日、夫の会社で人事異動があった。
幸いなことに今回も外れた。
代わりに夫の同僚が仙台に異動。
正直ホッとした。
人事異動におびえて暮らす日々。
転勤族の夫をもった妻の宿命かなってつくづく思う。

「転勤族」だから悩むこと。
「転勤族」だからとる行動。

わたし自身、転勤を繰り返してわかっことがある。
転勤族の実態を、ちょっとだけ知ってほしいと思って書いてみた。

家族構成

「転勤族」を除けば、地味で平凡な家族である。
わたし=アラサー主婦
仕事:現在、透析室の看護師(歴12年)
趣味:ネットショッピング
夫=某金融会社の会社員
趣味:ネットサーフィン
子供:2人(小学2年と5年の男の子)
今のところ、まっすぐ明るく育ってくれている。

転勤履歴

この10年。
これまで6回転勤を経験した。
福岡、大阪、東京、埼玉、富山
そして今、名古屋にいる。
これからも、いつかどこかに行くだろう。
「1歩先が見えない。」
これが転勤族の一番の悩みである。

転勤族の悩み

「転勤族」にしかわからない悩みはまだ沢山ある。
ちょっと整理してみた。

とにかく決断を迫られる

毎回、進路に悩まされる。
「どこに住むか、住まないべきか・・・」
「そもそも、夫に着いて行くべきか、残るべきか・・・」
転勤は子供の進路に影響する。

それだけじゃない。

転勤先で何年過ごすのか?
うちの場合、これも全くわからない。
1年なのか、5年なのか・・10年なのか。
確実に受験や進路と絡んでくる。
それでも、とにかく決めなきゃいけない。

とにかく忙しい

転勤の辞令直後から、新しい住居や学校探しで急にあわただしくなる。
まず、スケジュールの組み立て作業から始まる。
退職手続き(看護師)、引越しの手配、住居探しと準備、学校や職場関連、住民票など書類の手続き、お別れ会。
残された時間はわずかである。
ゆっくり悲しむ事すらできない。

とにかくわからない

いつも知識0から始まる。
転勤先は行ったこと、住んだことがない場所。
まず、転勤先の都道府県情報をネットでかき集める。
・家賃の相場
・治安の良い場所・悪い場所
・学校給食の有無
・最寄りの駅の利便性
・住居周辺のお店、公園、機関

この下調べがのちのち確実に効いてくる。
ここでしっかり調べおかないと「あっちの方がよかった!」って後悔することになる。
(実際、子供の学区で後悔したことがある。)

とにかく重い

毎回思うけど、別れが重い。
お別れ会、お見送り・・
お別れが盛大なほど、虚しさが残ってしまう。
楽しかった記憶と別れのシーンが交互にズシーンとのしかかる。
半年かかって新しい場所に馴染んだころ、やっと全体的に良い思い出になっていく。

とにかく不安

見知らぬ土地に踏み込んだ「あの感覚」を毎回味わう。
何とも言えない感覚だ。
きっと転勤族にしかわからない。
風景や人物、すべてが一層薄く見えるあの感覚である。
溶け込むうちに、輪郭がハッキリする気がする。

転勤先は、あたりまえだけど、見知らぬ人ばかり。
「自分らが受け入れてもらえるのか?」不安だけしかない。

とにかく自分を消す

転勤先では「新参者」に戻る。
たとえ、転勤前の土地である程度の人脈を築いていてもだ。
ここで以前と同じ感じでふるまうと、まず受け入れてもらえない。
何も知らないなりに、低姿勢で輪に入ろうとすると、歓迎してもらえる傾向アリ。
※ぶっちゃけ土地柄にもよる。関東は向こうから誘ってくれた。関西は、グイグイ入り込んで来てくれた(笑)

探せばきっとまだ出てくる。
それぐらい転勤族の悩みは幅広くて奥深い。
だけど、転勤族に悩んでいる暇はない。
いつも物理的な移動が最優先である。
転勤と決まってからどう行動してきたか。
これも整理してみた。

転勤後の行動パターン

6回も転勤すると、なんとなく新しい場所に馴染むコツがわかってきた。
繰り返すが、転勤するたび自分は新参者になる。
その土地を理解して、受け入れて、何とかやってかないと転勤族は務まらない。
実際、転勤した直後はこんなパターンで過ごしてきた。

1.土地の情報を集める

方角
地名
通り名
最寄りの駅
確実に抑えておかないと、カーナビなしじゃ一歩も動けない。

2.イオンを探す

とにかく町で一番でっかいイオンを探す。
イオンがあればだいたいのことが片付く。
あるとホッとした。
ファミリーにとってイオンは娯楽である。
とくに前よりでっかいイオンがあれば、ちょっとテンションが上がる。
転勤で別れを告げた悲しさが、くだらないことで癒される。

3.学校を探す

子供の学区は転勤族の最大の課題だ。
時間がないから、短時間で目星をつけなければいけない。
土地勘がない分かなりのハンデがある。
とにかく血眼になって、荒れてない学区を探す。
地元の不動産、ネットの知恵袋、ママさんサイト・・
マンモスで、荒れてなくて、教育熱心な学校がいい。
マンモスだと、転校生が多いから。
転校生が珍しくないところなら、息子たちも入りやすい。

4.職場を探す

ありがたいことに、看護師は転職しやすい。
今までの経験が役に立つ職種だと実感している。
オペ室、循環器科、精神科、透析室・・・
全国で求人募集が出ている。
たまたま求人が多い科に転職してきた。

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5.ママ友探す

わたし自身、積極的な方じゃない。
むしろ苦手なほう。黙って待つタイプ。
でも、そんなことは言ってられない。
子供のため!
そして自分のため!
とキョロキョロしていたら、意外と誰かが声をかけてくれる。
最初に声かけてくれたお母さんの顔は今でも忘れない。
でも、心のどこかで「いつか別れが来る。」って思ってる。

6.観光地に行く

転勤すると、いろいろな人と別れなきゃいけない。
ママ友との別れ。
子供の友達との別れ。
職場との別れ。
お店との別れ。
土地との別れ。

これを相殺したくて観光地に行く。
○○タワー
○○動物園
○○水族館
○○寺
○○城
○○ランド
誰もが知っている有名な観光地を、旅行気分で一通り押さえていく。
「転勤してココにこなければ、あの観光地にも行けなかった!」
そう家族に言い聞かせて納得してきた。

7.自分を入れ替える

転勤直後、毎回わたしはしばらく空っぽになる。
前にいたときの同僚、友達、お店、家。
すべての残像が目の奥に残って離れない。
しばらく現実を受け入れられない。
頭ではわかっていても、心が追い付かない。
素敵な思い出ほど転勤族には邪魔になる。
前の場所が良ければよいほど、転勤先のスタートが遅くなるからだ。

でも、そのうちふっきれる。
新しいママ友と話した日の夜とか、息子が友達を連れてきたときとか。
新しい事実が生まれるたびに、1つずつ古い記憶が上書きされる。

誰かが「人間は忘れる生き物だ!」と言っていた。
忘れなきゃ、つらすぎる。
こういうことなのかなって思う。

8.時々旦那にあたる

引っ越して嫌なことがあると、夫にぼやいてバランスを取ってきた。
言われた夫はいつもだまって聞いてくれる。
自分の会社の都合で、家族に負い目を感じている夫。
負い目を利用するわたしは最悪だって自覚している。
でも、愚痴ってしまう。
わたしを知っている人は今、あなたしかいない。
夫も会社で戦っている。
わかっていても辞められない。

9.子供が喜びそうな公園を探す

子供には遊ぶ場所が必要だ。
とくに転校直後は沈んだ気持ちを癒してあげたい。
遊具が沢山ある公園
じゃぶじゃぶ池
釣り堀
緑の広場
できるだけ子供の大好物で固めたい。
新しい友達ができるまで、子供が汗を流して笑える場所をキープしておく。
小学低学年ならこれでなんとかなる。
でも、高学年のお兄ちゃんはそう簡単じゃない。
今後の課題はお兄ちゃんのこと。
これ以上の転勤は、子供にとってリスクが高い。

転勤先でやることはホントにたくさんある。
どれも家族や自分を守ること。
これが目的なのかもしれない。

転勤は、一歩間違えると最悪な結果もありえる。
リスクと隣り合わせ。
事実、転勤族ってだけでかなりのデメリットがあった。

整理してみたらこんな感じかな。

転勤族のデメリット

【住宅】
・家が買えない、買えても買わない
・賃貸で何かしらトラブる
(水回り、騒音、治安など)

【仕事】
・いくら経験、人望があっても1からやり直し
・同僚や患者さんとの別れが辛い

【生活】
・銀行口座が増える(都市銀がなくて地銀だけの土地もある)
・ネットの開通に手間取る
・位置関係がわからず迷子になる
・安いスーパーを知らない
・方言や文化がわからない

【子供】
・友達、先生との別れがある
・転校がある
・習い事を辞める
・新しい学校に馴染むのが大変

【家族】
・夫と転勤のことでもめる
・子供がしばらく不安定になる
・自分もしばらく不安定になる

並べてみるとやっぱり転勤は悲しい。
でも、よかったこともある。

転勤族のメリット

【住宅】
・もう1度、住宅を選びなおせる
・ご近所トラブルから解放される
・選ぶ目が肥える

【生活】
・各地の観光地、アウトレット、大型ショッピングセンターに行ける
・ご当地グルメを味わえる
・交流関係が広がる

【仕事】
・前職の経験がある分、転職がスムーズ
・人間関係をリセットできる(トラブルから解放できる)

【子供】
・環境をリセットできる(いじめ、学力の問題など)
・土地に縛られずに、学校を選べる
・子供の性格にもよるが社交性がつきやすい

【家族】
・家族の団結力が強くなる

転勤は総じて辛い。
その反面、良い面、強くなれる面もあった。
でもやっぱり、「『無い』に越したことはない(笑)」

転勤族のまとめ

転勤族にはいろいろな悩みがある。
一番大きな悩みは、毎回スタート地点に立たされること。
職場、ママ友、友人・・・
築いた人間関係と馴染んだ土地を捨てて、新しい土地で生活をスタートさせなければならない。

今このときも、一歩先がわからない。
明日辞令が出るかもしれない。
それなら、とるべき行動をとって、少しでも早く順応する。
転勤族であり続けるなら、過去を振り返らず、前を向いて進んでいくしかない。

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