看護師が転職すべきか悩んだときに!転職診断セルフチェック

転職しようか迷っている看護師のみなさん。
あと一歩、踏み切れずにいませんか?

わたしは、都内総合病院人事担当の元看護師です。辞めたいと悩む看護師の相談相手になるのが私の仕事です。
そこで今回、わたしがカウンセリングで使っている”セルフチェックリスト”を公開します。
これを使えば転職すべきかどうかがわかります。
是非1度、お試しください。

セルフチェックの目的

効率的に悩み、正しい判断を下すこと。
これがセルフチェックの目的です。

「辞めたい!」「転職したい!」
心の中で沸き続ける感情は、紛れもなく今のあなたの正直な気持ちです。この気持ちをごまかしたり消し去ることはできません。
結局向き合うことでしか解決できないのです。

でも、自分で自分を客観的に判断するのは難しいものです。
労力や時間もかかるし、心身共に参ることもあれば、判断をあやまることにもなりかねません。

そこで役に立つのがこのセルフチェックです。
・あなたは何に悩んでいるのか?
・つまり、あなたに辞めたいと思わせる原因は何か?
・それは転職すれば解決するのか?
これらを客観的に判断します。
原因は1つの場合もあれば、混在することもあります。
つきとめてから決断する。
そして、もう悩まない。
これがセルフチェックのゴールです。

セルフチェックリスト

以下に43個のセルフチェック項目があります。
今の職場で働くあなたに当てはまる項目はありますか?
最後に、あてはまった項目を数えてみてください。

1.仕事・業務内容について

1.今やっている仕事に不満がある。
2.仕事内容への不満が何よりも勝る。
3.半年以上不満を持ったまま働いている。
4.今の業務内容に執着はない。
5.もっと他にやりたい業務がある。

解説
同じ看護師とはいえ、科によって仕事内容は異なります。
今やっている業務が好きか嫌いか。
これから先、5年、10年続けていくための重要なカギとなる質問です。

病棟では入院患者さんの日常のケア、入退院の手配から夜勤まで。
外来では受付、診察、検査介助や処置など。
オペ室では外回りや直介など専門性の高い業務がほとんど。
内科系は観察、指導、相談まで多岐にわたる。
このように、部署や診療科によってさまざまです。

・まだスキルの習得段階である。
・一部やりがいを感じている業務がある。

このような人は半年ペースで決断を先送りして様子を見るべきです。
それでも変わらないようなら、異動や転職を考えましょう。長い看護師人生を考えれば必要な決断です。

2.人間関係について

6.上司が信用できない。
7.上司の偏見が激しい・ひいきや差別がある。
8.好き嫌いといった感情の問題ではない。
9.トラブル相手との解決が難しい。
10.自分が改めるところは改めた・努力した。
11.異動を申し出たがダメ・異動が難しい。
12.深刻ないじめに遭っている。
13.患者さんとの別れに対する決意がある。
14.お世話になった先輩や同僚と別れる決意がある。

解説
正直、人間関係のいざこざはどこでもあります。転職後に新たな人間関係で悩むこともよくある話です。

重要なのは、トラブルの原因をあなたがわかっているかどうかです。原因がわかれば対処法や回避策がわかるからです。

・誰かに相談してみる。
・トラブル相手とコミュニケーションをとる。
・接し方、話し方、態度を変えてみる。

余裕があれば、もう1度だけ自分が変われるか試してみましょう。相手に変わってもらうより、自分が変わる方が楽だからです。
受け答え、協調性、ルールを守る。
出来る範囲で大丈夫です。
この辺を気をつけることで意外と改善することもあるんですよ。
一定期間頑張ってみた結果、改善が見られないときこそ、転職すべきタイミングです。
「やれるだけやった、けどダメだった。」
このように思えたら転職しても後悔することはありません。
ただし、頑張れないぐらい深刻な状態なら話は別です。一刻も早く職場を変えた方が良いです。

3.スキル・適性について

15.今の業務は自分に向いてないと感じる。
16.周りの看護師は上手にこなしている。
17.(スキル不足) 求められているレベルのスキルがない。
18.(スキル不足) 半年頑張ってもスキルが追いつきそうにない。
19.(キャリアアップ)逆にもっとスキルの高い業務がしたい。
20.(キャリアアップ)スキルをアピールしたがダメだった。
21.今の職場で合う場所が他部署にもない。
22.異動を希望してみたけどだめだった・相談できる相手がいない。
23.現職以外に向いていると感じる業務がある。

解説
「仕事が合わない。」「自分は向いていない。」と感じながら働き続けるのは苦痛ですよね。
ですが、やるべきことはいくつかあります。
・期間を決めて合わせてみる。
・期間を決めてスキルUPを試みる。
・今のスキルを誰かにアピールしてみる。
・他部署への異動を申し出る。

ポイントは、自分が頑張れそうな期限を決めてやることです。やっても聞いてもらえない、もしくは、もう十分やった!のなら、そのときこそ決断です。そう、もっと自分に合った場所を探すべきです。

4.評価について

24.評価に不満がある。
25.上司に評価されていない。
26.評価する上司を尊敬できない。
27.昇進したいがさせてもらえない。
28.昇進している看護師が少ない・いない。
29.評価さえよければ満足である。

解説
”職場に認めてもらえている”と思えるかどうかが重要です。
評価は人が行うため、数値では表しにくくて曖昧です。
そのため、自分の規準と評価する側の規準にギャップが生じることもあります。
そのギャップが大きければ大きいほど不満は募るもの。
なかには転職がよぎることもあるでしょう。

仮にこのギャップを埋めるには、相当な努力が必要です。
1度下された評価をくつがえして相手に認めてもらうことこそ困難だからです。
その場合、これまで以上にあなたが頑張るしかありません。
本来、承認欲求の高い人ほど頑張り屋が多くてスキルも高めです。
「やったことが報われる。」「認めてもらえる。」看護師ならだれもが持っている当たり前の欲求です。
頑張っても改善しないようであれば転職を視野に入れても良いでしょう。
それだけ頑張る力があれば転職しても十分活躍できます。

5.職場の安定・将来性・方針について

30.将来性がない・安定していない。
31.もっと安定した職場で働きたい。
32.経営状況が悪い・赤字経営である。
33.院長の方針と合わない。
34.独特な慣習がある・柔軟性がない。
35.職場が変化や改善に消極的である。
36.利益を優先し過ぎる。

解説
職場の安定や将来性。
長く働きたい看護師にとっては大事なポイントです。
将来的な不安を感じながら働けるほど、看護師の仕事は簡単じゃないはずです。何年も先を見通せる職場で安心して働きたいですよね。

また、職場に根付く閉鎖的な習慣や文化。
とくに院長の考えと合わない場合、我慢を強いられるのも常に下っ端の看護師たちです。耐えてでも自分がやりたいことがあれば耐えるべきです。
でも、耐えるに値するほどの魅力がない職場で、頑張り続ける意味はありますか?
不衛生な環境の放置。
備品の使いまわし。
突然の人件費カット。
給料カットに年収DOWN。
サービス残業や超長時間夜勤の蔓延。
ここまで根付くと、改善は不可能です。そのときは迷わず自分が変わりましょう。そう、転職です。

6.家族・身内について

37.辞めることを反対していない。
38.辞めても理解してもらえる・説得できる。
39.むしろ家族が勧めている。

解説
転職するなら周囲の同意は必須です。
とくに家庭のある方は、パートナーや両親の協力があると転職もスムーズです。
でも、「本当に辞めたい。」「1秒でも早く転職したい。」人にとっては、なかなか周りの意見に耳を傾ける余裕はないはずです。
かといって、勝手にパッと辞めたり、周囲の反対を押し切っての転職は、転職先でうまくいかなかったとき、余計に後悔します。
たしかに面倒かもしれません。それでも大切な人にだけは最低限伝えておくべきです。とくに一人で考え込み過ぎるタイプは、あえて周りを巻き込むことで冷静な判断ができたりするものです。

7.給料・手取りについて

40.今もらっている給料では絶対ムリ。
41.給料交渉できない・できる相手がいない。
42.ボーナスが少ない・ない。
43.自分だけ給料が低い。

解説
お金の不満はもっともな転職理由です。
実際、現職で解決するのは正直厳しいですね。

看護師の給料は高めだとは言え、職場によって違うのも事実です。賃金表、職能テーブルは病院ごとに基準を設けていますからね。
何年か上の先輩の給料を聞けば一目瞭然です。ほとんど上がっていないはずですよ。
現状で低ければ、主任や師長に昇進する以外、飛躍的に上がることはまずありません。

また、同期で学歴が同じなのに給料差がある場合は、あなたの勤務態度が影響している場合もあります。改めるところは改めて、しばらく様子を見ても良いでしょう。

それでも改善しないのであれば転職も1つの手段です。
ただし、転職で給料UPを狙うなら以下の3つを心得ておきましょう。
・それなりの経験やスキルが必要。
給料の相場を知ること。
・条件の良い求人の探し方を知っておくこと。
これらは転職を成功させるためには重要なポイントです。

診断結果

今回のセルフチェックは全部で43個あります。
あなたにあてはまった項目はいくつありましたか?
以下の診断結果と照らし合わせてみましょう。

該当数が1~15
もうしばらく今の職場で様子をみてもよさそうです。
もう1度だけ、自分で変えられるところがないか。
考え方や行動、何でも良いです。
1カ月~2カ月間、期間を決めて改善するか試してみましょう。
該当数が16~30 
かなり現職で不満がたまっている状態です。
あれこれ試行錯誤してみたけど、あまり改善しなかった結果が出ています。
もしあなたに未だ余裕がある場合は、該当数が少なかった項目(1~7)を確認してみてください。
その項目が今の職場のメリットです。
多い項目と比較してみた結果、メリットを失ってもよければ転職を考えましょう。
該当数31以上 もしくは 1項目の該当数が8割以上
なるべく早く転職すべきです。
これまであなたが必死に耐えてきた結果が出ています。
頑張ったけど報われない。
伝えようとしたけど伝わらない。
あなたの心の叫びが今回の結果ににじみ出ています。
これ以上、自分を犠牲にして頑張り続けてしまうと体や心を壊しかねません。
転職を視野に動き出しましょう。

まとめ

転職すべきか、しないべきか?
ギリギリのところで踏ん張っている看護師はたくさんいます。
最後の決断をするためには、感情に流されるのではなく客観的な根拠が必要です。

今回セルフチェックをして、数が多かった箇所はありますか?
それが「転職したい!」と思わせている本当の原因であり理由です。
該当数が多ければ多いほど転職すべきです。
大事なのは、
・原因をしっかりとあなたが把握すること。
・それを解決するための手段が転職であると納得すること。
そうすれば転職は成功も同然です。

あなたの決断を応援しています!

追記:転職を決断した方は、こちらもどうぞ。
→→抜群の実績!看護師からの評判の高い転職サイト