転職活動中の看護師の皆さん、こんにちは！
転職が失敗するか成功するかは、面接にかかっています。
面接は、転職活動する看護師と病院が最初に出会う場所です。
大学病院、総合病院、クリニック。
受ける病院ごとにちょっとずつ違います。
ここでは、面接でおかした失態と、面接でつかんだ成功まで。十人十色の面接模様を、４人の看護師が告白しています。
彼女らの体験をのぞいてみましょう！
では早速、面接の失敗例から！
ご覧ください。
面接の失敗例
- 面接でのウソが原因で入職後は泥沼だった！
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E.Aさん(27・女)
看護師：循環器科５年➡大学病院の循環器内科に転職
わたしは、以前面接で大ウソをついてしまった看護師です。なんとか面接はやり過ごせたけど入職してからが泥沼でした。
「ウソは見破られます！」
これはダメダメな私が身をもって知った教訓です。早速、わたしが大失敗した話をボヤいてみたいと思います（汗）そもそも面接を受けた病院は、欠員の補充の求人。病院としてはかなりの即戦力が欲しかったみたいです。
そんなこととはつゆ知らず、入職後にある程度学ぶつもりでした。
面接をするまでは、「自己ＰＲ、応募理由、よろしくお願いしま～す！」みたいな感じでサクサク進むと思っていました。ところが・・
受けてみるとかなりの圧迫感がありました。
それもそうですよね。
相手は大学病院。
そのうえ即戦力が欲しかったのですから。
にもかかわらず、入ってから学ぶ気マンマンの私みたいなのが面接に来てしまったわけです。面接室に入った直後。
「キーン」と張り詰めた空気に圧倒されました。
一気に緊張しました。
それでもなんとか、自己ＰＲから志望動機に差しかかった頃。わたし：「カテーテル介助や心電図読み。さらに急変患者の対応まで一通りの経験があります」（汗）
面接官：「じゃあ、すぐにカテの介助に入ってもらえるってことね？」
面接官：「あなた教育したこともある？」矢継ぎ早に質問が飛んできました。
正直、早く転職先を決めたい焦りと、面接の緊張感からなのか。わたし：「は、はい、プリセプターを３年していました。」
ナント！ありもしないウソをついてしまいました。
（自分が一番驚きました。）
こんなウソをつかなくても、「後輩にたびたび聞かることが多かったのでその度に丁寧に教えていました。」ぐらいで十分だったはず。でも、ウソは取り消せません。
そのあとはウソをウソで塗りかためることしかできませんでした。
プリセプターのあとはリーダーも務めたとか。リーダー経験中に師長からも評価されたとか。結局、面接官はリーダー経験のある私を「即戦力」と判定したのです。
ところが。
いくら経験は積んでいてもいざ入職すると転職先では新人なんです。プリセプターやリーダーレベルのスキルを期待されていたのに、新人並みに使えない自分。面接に立ち会っていた看護部長は、飽きれ顔で私を見ていました。「ウソつき！」
そう言われた気がしました。
身から出たサビ？
自業自得？
こんな言葉しか思い浮かばないぐらい泥沼状態。”リーダー並みの看護師が欲しかった病院”と”ある程度の経験はあったけど、ウソをついた私”
この溝は大きかった。
だからといって、信頼をとり戻すだけの気力もなく、再び転職を考えています。
思わずついたウソ。
気持ちはわかります。
等身大の自分をしっかり表現すれば良かったのかもしれません。
続いても、うまくいかなかった面接模様をのぞいてみましょう。
- クリニックなのに・・ヘビーな面接（涙）
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T.Oさん(27・女)
看護師：精神科➡メンタルクリニックに転職
わたしは総合病院の精神科からメンタルクリニックに転職した看護師です。
新人からの５年間。バタバタと必死でした。
「経験も積んだし、今度はもう少しゆったりしたい・・」こんな感じで転職決めちゃいました。そこでクリニックの面接を受けるわけですが。
想像以上にヘビーでした（汗）
それまでは、クリニックだし、田舎だし。
まあ、勤務時間と給料ぐらいチョロチョロっと話して笑い合えば。決まりっしょ！
こんな感じでした。面接を受けて、最初に驚いたのが「小論文」
さらに驚いたのが「心理検査」
あわてて求人票を見ると、隅っこに「小論文と心理検査」と記載あり（汗）小論文のお題は「あなたの看護観について」でした。
「看護学校か！」と突っこみたくなるようなお題でしたが、それでも必死に書きました。心理検査はＰＦスタディでした。
やってから「メンタルクリニックだからか～」と納得しましたけどね。
なんだか「人としてどうなのか？」試されている気分でした。その後、面接になんとかこぎつけました。
そこには、リーダー看護師みたいな人も同席していました。とても人当たりのよさそうな雰囲気で、ちょっと安心したのを覚えています。驚いたのはその制服。
たぶん薄いピンクだったはずのその制服は、ほぼベージュ色に色あせた状態。さらに所々にほつれがあり、破れた箇所も１か所あり。ちょっと気にはなったけど、面接後すぐに合格が告げられたのでそのまま入職を決めました。入職して１カ月後。
面接で感じた違和感は思わぬところで的中しました。言い方悪いけど「ケチ」なんです、院長が。コスパを重視してて、制服や備品も抑え気味。
週１で在庫や備品すべてを棚卸し。なんでもミニマム派なんです。それだけなら良かったのですが。残業代も削られる始末。「細かすぎるしケチすぎる・・・」
メンタルクリニックにいるのに、すでにメンタルやられそうです。
面接で感じた小さな違和感をもっと信じれば良かった・・今更ながらに後悔しています。
いかがでしたか？
面接でわかる実態があるんですね。
どちらも事前に応募先の病院を調べておけば失敗しなかったのかもしれません。
では、気分を取り直して！
今度は、成功した事例をのぞいてみましょう。
面接の成功例
- 面接はキャッチボール！
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M.Tさん(２８・女)
看護師：呼吸器内科４年、循環器病棟２年➡総合病院の循環器に転職
わたしは、先日総合病院の面接を突破した看護師です。それまでは、中規模病院の呼吸器内科で４年、循環器病棟で２年働きました。
今回、後輩が同じ病院を受けると聞いたので、私の時に何を聞かれたかメモ程度に書いてみました。
よかったら参考にしてね（Ｙちゃん！）えっと、まず面接の雰囲気から思い出しますね。久しぶりにきちんとした服装（スーツ）、それに３センチヒールを履き、面接室（病院の応接室みたいなところ）の扉をコンコンと叩きました。
中に入ると、デデーン！と３人座ってましたね（汗）人事部の面接官２人と看護部長でした。この時点で超ドキドキでしたが、みんなすごい笑顔で迎えてくれたので、わりとすぐに落ち着きました。軽く挨拶すると、自己ＰＲから始めました。
自己ＰＲは１度練習していたのでサラッと言えたかな。
相手は、机の上に置かれた履歴書を軽く見つつ聞いてくれてる感じでした。あとは、志望動機っぽいことを聞かれました。
ここで、やっておいて良かった！って思えたことが１つあります。
病院をキッチリ見学していたことです。
ＨＰに載っているような情報でも十分だったのかも・・・。
でも、働いていた看護師と軽く会話した内容も言えたのでアピールしやすかったです。
ここまでは自分から話すみたいな感じでした。ここから先は、病院側からの質問タイム。
「どんな看護師になりたい？」
「一番うれしかったエピソードはある？」突拍子もない質問というよりは、話の流れでさらに詳しく聞かれる感じでした。
いわゆるキャッチボール式ですね。こっちが答えて。
相手が聞いて。さらにこっちが詳しく答えて。
相手が納得して。みたいな感じです。
結局、コミュ力を試されたのかな？と今は思います。おきまりの自己ＰＲと志望動機、あとは言葉のキャッチボール。
これができたから合格だったのかなと。
あとに続く後輩には「背伸びをせずに自然な流れで受け答えするように！」とアドバイスしたいと思っています。みなさん、頑張ってください！
面接はキャッチボール。
参考になりますね。
続いて、面接でじっくり病院を吟味した例ものぞいてみましょう。
- 面接はクリニックの実態を暴けるチャンスです！
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D.Aさん(26・女)
看護師：総合病院呼吸器科➡呼吸器専門クリニックに転職
わたしは総合病院の呼吸器から呼吸器専門のクリニックに転職した看護師です。
ハッキリ言って、面接はお見合と一緒です。チャンスはほぼ１度きり。（総合病院みたいに見学制度があれば別ですが・・）
こっちも見られるけど、あっちのこともキッチリ見ておくべきです。例えば、院長、院長夫人、同僚看護師、患者さん。かなり濃いキャラが集まってくる。しかも似たり寄ったりで偏ってる（汗）
見栄っ張りな夫人や、わがまま放題の患者さん。それがすべてじゃないけど、一定数はいますよね。
だから、こっちも面接でしっかりチェックしておくべきなんです。とくにクリニックは当たり外れが大きいです。
実際に、わたしは面接でその辺慎重にチェックしてますよ。クリニックの風貌
玄関周りと駐車場の台数がポイントです。あとトイレチェックもやりましょう。曇りや雨の日、とくに暗い時間帯の面接だと玄関ライトが点いているか？スリッパを入口向きにセットしているか？細かいけど、こういうところに配慮があると、他も大抵キッチリしています。それと駐車場。
アスファルトで舗装されているか？台数が多過ぎないか？設備が整っている＝儲けている。
安定した給料が狙えます。ただし、駐車場が第２、第３まであると要注意！忙しい可能性大です。やりがいはあるけど、看護師の人数次第ではハードワークになりがちです。看護師の人数も確認しておくべきですね。院長とその妻（夫人）
院長と夫人、人柄や性格も大切ですが、自分が合わせられそうなタイプかが重要！
ちなみに院長、婦人のキャラは２パターンに分かれます。
１つはお高くとまってるタイプ。もう１つは、マジメ一直線の患者第一主義タイプ。面接でどちらのタイプかしっかり見極めておきましょう。更に重要なのは、次に挙げる勤務時間や体制です。
時間にルーズか？
きちんと期限や時間を守ってくれるか？
面接開始時間、終了時間、書類の提出期限など、応募してから入職するまで、やりとりが何度かあります。チェックしておきましょう。
時間にルーズな人は、お金にもルーズ。もっと言いうと、約束にルーズです。給料未払い、支払いの遅れ、どんぶり勘定の残業代。あとで泣くのは自分です。少なくとも、これぐらいは面接でチェックしておきました。
そのせいか、高級ブランド好きな夫人だけど約束事はきちんと守ってくれる良いクリニックに就職できたと思っています。面接は、訪問見学だと思ってイロイロチェックして良かったです。
最後に・・・
いかがでしたか？
受ける病院やクリニックによって面接の雰囲気が違いましたね。
ある程度の準備をして挑んだ看護師は総じてうまくいっていることもわかりました。
逆に、軽い気持ちで挑んだ結果、失態を犯してしまうケースもあるようです。
ちょっとした準備と心積もり。
面接だけでなく、入職後の状況も変わってくるのではないでしょうか。
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